こんばんは🍀
言語聴覚士(ST)の田中美穂です。
ずいぶんとご無沙汰しちゃってます…。
1~3月は更新が不定期になってしまい
ごめんなさい💦
先日のお休み、梅見に行ってきました~。
お天気に恵まれ、絶好の梅見日和♬
忙しい3月だけど、だからこそ!!
なんとか毎年かかさず行ってます🌸
もはやこれは意地なのかも?(笑)
奈良にもいくつか梅の名所があり、
広い敷地に梅の木がずらりと並ぶ姿は
圧巻ですね。
ぜひお近くに寄られた際は、
梅見に奈良に来られてはいかがでしょうか?
さて、本日は久しぶりの
< 知れば納得!症状と理由シリーズ >を
お送りいたします♪
今日のテーマは
「ことばより先に手が出る!!」の理由
です♪
よつばでのご相談で、よく耳にするのが
「言えばいいのに先に手が出ちゃうんです」
「見えたら最後、すぐ触ってしまうんです」
「貸してって言わずに取ってしまうんです」
というもの。
ADHDを持つ子や、
ことばの発達がゆっくりの子に
多くみられる症状・状況ですね。
トラブルの元になってしまい、
園や学校では先生から怒られる場面も
増えてしまいます…
でも、これには明確な理由があります!
なぜことばより先に手が出てしまうのか…
少し分析してみましょう(^^)
上記のようなご相談を受けた場合、
私は必ず、掘り下げて質問していきます。
「どんな状況でそうなりやすいですか?」
すると、手が出る状況の大半は、
「~したい!」と要求している場面だったり
「嫌!やめて!」と拒否している場面
なんです。
強い強い、自己主張場面とも言えます。
これって少し見方を変えれば、
「明確に、自分の意志・主張を持っている」
「相手に伝えようと努力している」
ということ。
その強いパワー・伝達意思・熱意は
大切にしたいですよね!!
せっかくの ” 伝えたいこと ” も
うまく言えない、伝わらない(>_<)イライラ…
くみ取ってもらえない(>_<)イライラ…
そんな毎日の中で、
ストレスがちょっとずつ蓄積すると
「どうせ言ったって伝わらないもん!」
「ことばで言うより動いた方が早い!」
と、手が先に出るように誤学習して
しまうんです :;(∩´﹏`∩);:
こうなってしまうと、
せっかくの熱意ややる気も空回り。
良かれと思ってやったことさえも、
周囲に誤解されてしまう場面も…(T_T)
そして、子ども本人も、
派手な行動をすればするほど
「大人の注意を引けた!構ってもらえた!」
「うまいこと要求が通った!!」
なんて、大きな勘違いをしてしまうことも
あるんです。
あぁぁ… 負のスパイラル…
大切なポイントは…
「相手に受け入れられやすい
ことばを使った自己主張の仕方」を
知っているかどうか・出来るかどうか
なんです。
これをマスターするには、
ちょっとずつスモールステップで、
言葉のやりとりがうまく成立するように
練習していく必要があります。
やりとりの練習と聞くと、ちょっと
遠回りしているような印象を受ける方も
いるかもしれません。
でも、
ことばのやりとりによる成功体験を積んで
「ことばって便利っ♪」って思わないと、
うまく使いこなせないままになります。
伝えたい内容・気持ち・熱意も
相手にわかりやすく伝えて初めて、
共感してもらえるのですから(^^)/
次回は、STが行う
やりとり・コミュニケーションの練習を
少し覗いてみようと思います♪
お楽しみに(^^)/
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