寝る子は脳も育つ!すべての発達を支える”睡眠”

2018/10/31 | 知れば納得!症状と理由 シリーズ

こんばんは🍀
言語聴覚士(ST)の田中美穂です。

 

 

☆Happy Halloween☆

よつばでは
Trick or Treat!が言えないので
「いたずらせんからお菓子ちょうだいや~」
とダイレクトに言ってくる子、多発(笑)

みなさん、ご自宅やご近所で
ハロウィンパーティー楽しまれましたか?

 

明日からは11月。
本格的な冬準備に入りますね~。
寒くなりますから、ご自愛くださいね!

 
 

 
 

さて今日は、
先日の研修会で聞いたお話の中で
「睡眠の問題」をテーマにした講演があり、
とっても興味深かったので
ちょっとシェアしたいなと思います♪

 
 
 

夜の地球を映した衛星画像を
ご覧になったことはありますか?

諸外国では、都心部がところどころ
明るく光っている程度なのですが、
日本では、国土の形がくっきりわかるほど
隅から隅まで煌々と光っているんです。

 

(参考:やっぱり日本はまぶしかった
 

これをみると日本人って
本当に夜行性だなぁ…って思います。
昼間もよく働いているわけですが…(-_-;)

そんな日本では、大人だけでなく子どもも
睡眠時間がどんどん削られ
万年睡眠不足状態 になっているそうです!

 
 
 

3歳以下の子どもの睡眠時間が、
ニュージーランドと比べて、日本は
約1時間40分も短い!というデータが
あります。

私達の普段寝ている時刻を想像し、
毎日、その時間の1時間40分後に寝なさい!
と言われたら、どうでしょうか??

かなりつらいですよね…。

 

さらには、
1歳未満の赤ちゃんの就寝時刻が
22:00以降 ⇒ 46.8% という
恐ろしいデータも出ているとのこと。

衝撃的…(*_*)

もちろん、職業の多様化などにより
夜活動することが増えているので、
家庭状況上、仕方ない部分もあるんですが
1歳未満の赤ちゃん、ですからね…

うーん、こりゃまずい…

 

 
 

ここで私たちが忘れてはならない
大切なこと。

それは

睡眠は ” 知的活動 ” である

ということです。

 

私たちの脳は、眠っている数時間のうちに
その日に起こった出来事・記憶を
きちんと整理し、理解し、蓄積しています。

眠っている間にそれが出来るからこそ、
私たちは「創造的活動」が出来るんですね。

 

重い睡眠障害を抱えるお子さんの中には
知的発達や身体発達に関して、
若干の遅れが認められる子がいます。

その子達の睡眠障害が解消されると
発達が全般的に促された、という事例も
あるそうです。

 

また、
注意・集中・プランニング等を担当する
前頭葉という脳部位は、
睡眠時間や睡眠の質に大きく影響を受けると
言われています。

つまり…

新しいアイデアが生まれるかどうか
問題解決の糸口が見つかるかどうか
要領よく物事が片付けられるかどうか

それらの鍵は ” 睡眠 ” にあるわけです!

 

 

こうやって考えると、
幼少期から(下手すれば乳児期から?!)
夜更かしが日常化している現代っ子達に
早急にアプローチすべきは
” 生活リズムの改善 ” なのではないか
と思えてなりません。

 

月曜から夜更かし?
火曜も水曜も木曜も金曜も、夜更かし?

うーん、大人も子どもも
家族みんなで取り組む必要のある問題
のような気がしますね…

 
 

私自身も耳が痛いですが、
ちょっとずつ頑張って早寝しようと思う
今日この頃です。

 


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