こんにちは🍀
言語聴覚士(ST)の田中美穂です。
前回は、発達障害の3分類についてのお話。
ざっくり分類したら、3つになります!と
お伝えいたしました♪
🍀 自閉スペクトラム症(AS)
🍀 注意欠如・多動症(ADHD)
🍀 限局性学習症(LD)
さて、本日は
自閉スペクトラム症 これだけは!
勉強会 その1
「スペクトラムって何?」
自閉って付くからには、自閉症の仲間…?
自閉症って、実はよくわからないの…
”スペクトラム”って聞いたことがないなぁ…
という皆さん。
大丈夫です!
なるべくシンプルにお伝えしますね^^
🍀🍀🍀🍀🍀
かつて自閉症は、
稀で重い障害と考えられていました。
重度な自閉症を描いた映画としては
ダスティン・ホフマンとトム・クルーズが
主演の ” レインマン ” が有名ですね!!
重度の自閉症をもつお兄さんの役を
熱演された不朽の名作。
いつ見ても涙が止まりません。
引用元:Amazon.co.jp
その後、研究が進むにつれて、
レインマンに出てくるような典型的で重度の
自閉症ではないけれど、
少なからずその特性が見られる人たちも
たくさんいるじゃないか!ということが
わかり始めてきたんですね^^
そこで、特性の重度・軽度に関わらず、
自閉症の特徴をもつ人を総じて
「広汎性発達障害」と呼ぶ時期が続きます。
より詳しく特性を把握する必要があれば、
「アスペルガー症候群」や「高機能自閉症」
などに分けて考えていたんです。
そんな流れの中、2013年。
広汎性発達障害もアスペルガー症候群も
自閉症の特性があれば、全部まとめて
「自閉スペクトラム症(AS)」と
呼ぶことになりました。
という意味ですが、虹をイメージすると
わかりやすいかもしれません。
自閉症の特性が色濃い人から薄い人まで、
くっきりとした境目や区切りなく
虹のように連続して考えるんですね。
思い切ったことするなぁ…というのが
私個人の感想なのですが(笑)
つまり。
「自閉スペクトラム症」と診断を受けても
どれくらい特性が顕著なのか、
どれくらい日々困っているのかは
本人に会って、詳しくお話を聞いてみないと
さっぱりわからない!
ということです。
大事なことは、
1人1人それぞれに特性の出方は違って
程度も虹のように連続したものだから、診断名だけで、なるほどあなたは
こんな特徴をお持ちですね?!…なんて
決めつけたり思い込んではいけないということではないでしょうか。
その人の本質や、実際の困り感に寄り添い
その人らしく生きられるように考える。
スペクトラム。深いし難しい。
🍀🍀🍀🍀🍀
最後に息抜き(*’ω’*)
最近トマト画像ばっかりですね(笑)
こちらの海外風な(?)おしゃれトマト達は
高校時代の恩師からいただいたもの🍅
我が家の冷蔵庫は今やトマトだらけです(笑)
トマトの宝石箱やぁ~^^
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