SST(ソーシャルスキルトレーニング)の入口 「目を見て話す」ってどうやるの?

2017/09/28 | 教材&トレーニング ご紹介♪

こんばんは🍀
言語聴覚士(ST)の田中美穂です。
 
 
朝夕が涼しいですね。
びっくりするほど涼しいですね~。

よつばに来る子ども達も、
徐々に長袖着用率が上がってまいりました。
ノースリーブの猛者も1人いましたが(笑)

体温が高いとはいえ、みんなそろそろ
夜は寒いから、あったかくするんだよ~。

私も温かいハーブティーやホットミルクで
身体の芯からあっためてから寝ることに
します♪
 

 
 
 
さてさて、前回の記事
SST(ソーシャルスキルトレーニング)って何?で、
ソーシャルスキルそのものやSSTの概要を
お伝えしてみました♪

SSTの実施方法に、明確な決まりはなく
参加する子ども達にとって必要な事は何か、
集団活動の様子やメンバーの関係性を
見ながら考えていきます。

皆それぞれに困りごとを抱えているけれど
悩みの源を辿れば、原因は共通していることも
多いです。

それらをきちんと一から整理してあげることで
「え!そういうことだったのか!」と
合点がいくことがあるようですね^^

 

 

先日、ある男の子が
こんな悩みを相談してくれました。

子「先生、目を見るってどういうこと?」

ST「突然どうしたん?」

子「目を見て話しなさい!ってよく言われる
  んやけどな。目をじっと見たら、今度は
  見過ぎやろ~怖い~!って言われてん」

ST「あらま、それはショックやったなぁ。
  見なさいって言われたから見たのにねぇ」

子「せやねん。しかも、僕思うねんけどさ。
  目を見なさいって言う大人もさ、
  目見て話してへんこと、多いと思う」

ST「目だけじーっと見続けてる人は、少ないの
  かもしれないね。目じゃない所を見ている
  人もいるしね~」

子「そんなん、誰も教えてくれへんやん」

ST「せやんな。難易度高いなぁ。じゃあ、
  どこをどれくらい見たらいいのか
  実際にやってみよう。
  やってみないとわからんもんね~」

 

 

というわけで、実際にやってみました☆

 

まず、彼がいつもやっているように
やってもらったところ…

いわゆる「ガン見」なんですね。
黒目だけをまっすぐじーーっと。
しかも喋っている間ずーーっと。

そんなに見られたら怖いかも…(笑)
「ちょうどいい具合」って本当に難しい。

 
 

彼と一緒に
あいさつVer.は何秒くらいか、
おはなしVer.は何秒くらいか、
を話合ってロールプレイングしました。

「こんなにちょっとずつでいいの?!」
と心底驚いていました。

そうそう、ずーっとじゃなくていいんだよ。
たまに「ねっ!」って目が合えばOKだよ!
 
 
さらには、黒目をガン見するのではなく
鼻のあたまから顎までの間を見て
話す位がいいと伝え、その練習もして
みました♪
 
 
次回のグループワークの時、
うまくできるかなっ?! ドキドキ。

実践編、頑張ってみようね!!

 


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