こんにちは🍀
言語聴覚士(ST)の田中美穂です。
一旦暑さもおさまったのかな?と
思いきや、またまた35℃…
あついですねぇ…
日焼けして真っ黒焦げになった子ども達の
元気な笑顔を見ていると、
夏風邪なんて引いてる場合じゃない!
大人も負けてられへん!
と思いますね(^^)/
さてさて。
先日の記事で
夏休みの宿題は ”考える系” が増えた
というお話をしました。
今日はその「考える」を考えたいと思います。
「考える」ってナンダ?…と考える。
ちょっとややこしい感じもしますが(笑)
ひとまずやってみましょう♪
私たちは物事を考える時、脳の中で
色んなステップを踏んでいます。
この脳の活動のことを、神経心理学では
「認知処理」と呼んでいます。
脳の中で起こっている
認知処理の細かいステップを書き出すと
恐ろしく複雑になるので…
さくっと大枠だけ書いてみました。
↓↓↓
【認知処理の大まかなステップ】
① 取り入れる(インプット)
↓
② いったん記憶する
↓
③ 整理する・理解する・思考する
↓
④ 記憶に定着させる ※
↓
⑤ 表現する(アウトプット)
※ 記憶に定着させるステップは
必要がなければ行わないことも。
同じことを聞いても、
誰もが同じように理解するとは限りません。
同じ結論を持っていても、
同じように表現するわけでもありません。
人にはそれぞれ生まれ持った
思考や認知の “好み” があります。
その好みのことを
「認知スタイル」とも呼びます。
学生時代の学校の授業を思い出して下さい。
「〇〇先生、めっちゃわかりやすい!」
「話わかりやすいし、頭に入るよな~」
と言う人もいれば、
「いやぁ… 何覚えたらいいのかわからん」
「話ばっかでノート取りにくいねんなぁ…」
と言う人もいたはずです。
同じ先生なのに、賛否両論(;^ω^)
特に中高生になると、こういう話が
よく聞かれるようになります。
中高生は、それまでの経験から
自分の認知スタイル(好み)を
ハッキリと自覚できるようになります。
それゆえ、〇〇先生の
話し方・教え方・授業の組み立て方などが
自分にとってわかりやすいかわかりにくいか
説明できるんですね。
生徒が得意なインプット(受信)方法と
先生が得意なアウトプット(送信)方法が
似ている時は、自然と
授業全体が理解しやすくなるのかも?(^^)/
40人近くいる生徒みんなが
わかりやすいように教えるって
すっごくすっごく難しいことだと思います。
先生方の授業計画や授業準備の大変さ…
想像しただけで脱帽ですね。
次回は…
認知スタイル(好み)の色々について
お話したいと思います♪
あなたの “得意な認知スタイル” は
どんなものでしょうか??
一度振り返ってみましょう!
お楽しみに(^^)/
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