こんにちは🍀
言語聴覚士(ST)の田中美穂です。
さて、前回の記事では
「認知処理」「認知スタイル」とは何ぞや
についてお話しました♪
今日も、《認知》シリーズとして
『あなたはどっち?!得意な認知スタイル』
をお送りします。
第1弾は 継次処理 (^^)/
そんな言葉、初耳だ…という方、
安心してください。
なるべくシンプルにお伝えしますね!
私たちの脳が行う「認知処理」
= 考える際の 得意な脳活動 は
大きく分けて2つあると言われています。
認知処理
・継次処理
・同時処理(イメージ図)
私たちは何かを考える際、
この2つのうち、より自分に合った
わかりやすい方法を ”選択” しています。
この2つをちょうど同じくらいに
効率よくバランスよく扱うことは
実は難しい、とのこと。
多くの人は、どちらかが少しだけ
強めに働いているようです。
その1つが《 継次処理 》
何か作業を行う時、
初めにしっかりと順序立てて
計画・確認してから、1つずつ
緻密に処理を進めていくタイプです。
このタイプを表す
キーワードはこちら!
【 継次処理タイプ Keyword 】
・順番通りに
・段階を追って
・時間的な処理・部分から全体へ
・分析的な処理・言語手がかりが得意
継次処理が得意な人は、
時間的な処理をするとわかりやすいんです。
そのため、物事は常に順序通りに
手順に沿って考える方が
すっきりと理解できます。
なので、時間軸が行ったり来たりすると、
何を考えていたのか混乱しやすくなります。
そして、部分から全体へと
拡げるように考えてゆきます。
それぞれの部分では、丁寧に分析し
一旦、区切りの良い所まで完成させてから
次へ進む方が好きです。
TODOリストを1つずつこなしていく
ようなイメージでしょうか。
中途半端に置いたまま次に進むと
モヤモヤしますし、後々忘れそう…と
不安になるんですね。
また、継次処理が得意な人の多くに
言語的手がかり(文字など)を使って
考えるのが得意、という特徴もあります。
どうですか?
あなたは継次処理タイプでしょうか?
次回、同時処理タイプについても
お話しようと思いますので、
比べてみるとわかりやすいと思います(^^)/
お楽しみにっ!
そういえば先日、
小学生が呟いてました。
『夏休みもあと10日かぁ…
なぁ、先生。
楽しいことってなんでこんなにも
早く終わるんかなぁ… 』
その言い方と表情はまるで
サザエさん症候群、もしくはBlue Mondayに
陥ったサラリーマンのようでした(笑)
わかる…わかるよ…と
心の中で何回も頷きつつ、
「10連休って思ったら幸せちゃう?」
と励ましたところ、
『 …なんでも考え方やなぁ 』
(;・∀・)
なんて大人顔負けな返しを…
君は何歳だ?!(笑)
⇒ 前の記事:人それぞれ ” 得意な認知処理 ” の仕方がある!
⇒ 次の記事:あなたはどっち?!得意な認知スタイル ② 同時処理