こんにちは🍀
言語聴覚士(ST)の田中美穂です。
お休みの月曜日。
ふと思い立って奈良の若草山に行きました。
奈良公園・大仏殿の後ろにひかえる若草山は
お手軽ハイキングで登れる人気観光スポット。
普段はそうそう行かないのですが、
思いついて登ってみました。
あ、車でね!(笑)
帰りの夜山道を下山ドライブしていたら、
イノシシの親子を見かけました。
さすが奈良の山。鹿だけじゃない!!(笑)
車のヘッドライトに照らされて、
お母さんイノシシの後ろに4~5匹の小さな
うりんぼうもピョコピョコ歩いてました。
ラブリー💛
驚かせて走らせてしまってごめんよ…
さて。
イノシシを見たのも、何かの偶然?(笑)
「猪突猛進」という言葉から派生して
このテーマを取り扱ってみようかな^^
ADHDをもつお子さんとお会いすると、
「〇〇を見つけたら、即ダッシュ!!」と
いう光景をよく目にします。
面白そう!と思ったら、気持ちと身体が
直結しているような感じでしょうか。
よつば塾の事務所や倉庫周辺でも…
ガバッ(手にとって)「先生、これなに?」
パコッ(フタ開けて)「中見てもいい?」
ガチャッ(ドア開けて)「何入ってるん?」
こんなことはしょっちゅうですね(笑)
「ここ入っていいのかな?」
「これ見ちゃだめなやつかな?」
なんて、一瞬たりとも頭をよぎりません。
瞬発的に「わっ!面白そう!」で動きます。
そして動いた後に、
「あ!またやってしまった!」と気付き
「ごめんなさい」と謝った後、遅ばせながら
「~していい?」と聞いてくれるんですよね。
なぜこんなに、猪突猛進??
それはADHDを持つ人の、脳の中の
” 神経伝達物質 ” の問題なのです。
感じたり考えたり行動したりする時、
私たちの脳ではたくさんの神経伝達が
行われています。
電気コードやUSBジャックなどで
配線がつながるように、脳の中にも
神経の接続部分があるんですね。
ADHDをもつ人の脳では、
神経の接続部分にある神経伝達物質が
うまく伝わらなかったり
過剰に伝え過ぎたりしてしまうようです。
そのため、「わっ!素敵!」と思うと、
「これって、触っていいのかなぁ…?」と
ゆっくり考える隙も与えずに、
身体が勝手に動き始めてしまうのです。
そしてやってしまった後に気付きます。
「あぁ、今日もやっちゃった…」
このサイトに詳しい内容が載っています。
特に、アニメ「ADHDのお子さんの日常」
では、当事者とご家族の声をリアルに
わかりやすく伝えてくれています。
ちなみに、
うちの事務所はオープンスペースなので
上記のようなことが起きて当然ですし、
触られて困るものや本当に危険なものは
鍵がかかるところや手の届かないところに
片づけています。
もし、触られて困るものを触れる場所に
置いておいたのだとしたら、
それは私の「環境設定ミス」ですね!
「触る前に、これ何?って聞こうね」と
指導しつつ、
同時に自分自身にも
「…今のは、予測できたことじゃない?」
「…どんな環境がベストだった?」
と、心の中で一人反省会もしています。
子ども達と共に私も、日々鍛錬です🍀
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