クリスマス会の1コマ ☆ ぼくが思ってたのと違う!!

2017/12/24 | 日々のこと

こんばんは🍀
言語聴覚士(ST)の田中美穂です。
 
 

 

メリー クリスマスイブ!!

子ども達はクリスマス一色ですね~

サンタさんは、おうちによって
来る日が多少違うようですが、
ここ数日はその話題で持ちきりです☆

いいなぁ~
サンタさん来てくれるっていいなぁ~

…大人げない?(笑)

 
 
 

先日、グループ指導をしているチームで
クリスマス会を行いました!

ソーシャルスキルトレーニング(SST)と
学習指導の両方を行っているこのメンバー。

クリスマス会をするにあたり、
どのような段取りで何をするのか、なども
1から話し合うことにしました!

 

ソーシャルスキル、フル稼働です!!

イベントを企画し、準備して実行するのって
協働・協力がマストですものねっ♪
 

 
 
A君・B君・ST田中の3人で話し合い、
全員が希望した「プレゼント交換」を
することになりました。

プレゼントの値段設定などは、
保護者様のご意見を聞きながら進めましたが
A君・B君の間で争点となったのは…

「どのタイミングでプレゼント交換をするか」
「プレゼント交換の実施方法」

だったんです。

 
 
 
🍀🍀🍀🍀🍀
 
 
 

A君は、
「プレゼント交換は一番最後にする。
だって、お楽しみは最後でしょ!」と考え
それが当然と思って話を進めています。

そのため、
「回す?あみだ?くじ?じゃんけん?」とか
「音楽いるよな?何がいいと思う?」などの
実施方法の細かい部分を詰めようとしました。
 

 
 

一方、B君は、
「プレゼント交換は一番最初に決まってる。
その後、~して・・・して、それから…」と
明確に段取りまで決め込んでいたようです。

過去にそういう段取りでやったことが
あるのかもしれません。
確固たる自信がありすぎて、他の方法が
あるなんて思いもしないようです。
 

 
 

ところどころ B君が
「僕が司会するわ!原稿作ってくるから!」
「発表順決めよう。それぞれ10分ずつな!」
と提案してくれるのですが、
A君は当然きょとん顔。

STの「司会?発表って何?」という質問も
聞こえないくらい、プレゼンに夢中です。

 
 
 
🍀🍀🍀🍀🍀
 
 
 

A君・B君に共通した特性は

☆ 細部にこだわりすぎて全体像が掴めない
☆ 相手の考えや気持ちを想像しにくい
☆ やや衝動的で、突っ走るところがある

 

そのため、お互いがお互いに
「~に決まってるやん!」
「〇〇君も僕と同じ考えのはず」
と見事に勘違いしていたため、
相手に確認することすらしなかった訳です。
 

 
 
 

私は、会話を見守り調整していたのですが
ところどころすれ違う会話に
「なんだか変だぞ」と違和感…(>_<)
 
そこで、いったん情報整理しました。
 
2人の考えを順に言語化してもらったところ、
それぞれの「プレゼント交換」イメージが
180度違っていたことが判明!!

 

「えーー!それはないわぁ!!」と
大声で叫ぶ二人…(笑)
とはいえ、せっかくのアイデアです。
お互いの考え・思いを活かせる
折衷案を相談しあい、
丸1時間使って調整をしました(^^)/

 
🍀🍀🍀🍀🍀
 

このSSTの結果、A君とB君は、
自身の思いと相手の考えの違いに
愕然としつつも
「そういうのもあるんか」と
気付くことができました。

いやぁ、勉強になりました!!
 


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