発達障害のイロハ⑤ ADHD症状の色々 その原因は脳にある!

2017/07/21 | 発達障害 虎の巻

こんばんは🍀
言語聴覚士(ST)の田中美穂です。
 
 
 
奈良の公立小学校は、本日より夏休み!!

子ども達は、待ちに待った夏休み♪
遊んで遊んで遊びまくるぞー!と気合十分。

お母さんとしては、毎日子ども達が家にいる
にぎやかDAYSスタート(笑)
楽しくも大変な1ヶ月の始まりですね。


 
 
よつば塾にくる子ども達も、
夏休みの宿題をしっかりと握りしめ、
「先生、今日はこれやりたい!」と
意気込み十分です^^
 
 
よしっ!
私もがんばる!!

本日も、元気よくいってみよう♪

ADHD これだけは!勉強会その2
「ADHD症状の色々 
その原因は脳にある!」

 

前回の記事では、
ドラえもんのキャラを例に挙げ、
ADHDの2タイプをご説明しました。

今回はまず、ADHD,ADDそれぞれの
代表的な症状をあげてみます。

 

🍀「多動・衝動性優勢タイプ」のADHD

・手足がソワソワ・モジモジと動いている
・座っていなければならない時に立ち上がる
・遊びやクラブ活動では大人しくできない
・じっとしていることが苦手
・おしゃべりしすぎることがある
・質問が終わる前に話し始めてしまう
・順番を待つことが難しい
・他の人の話に平気で割り込んでしまう 等

 

🍀「不注意優勢タイプ」のADD

・細かいことに注意が向かない
・課題や遊びに集中し続けることが難しい
・話しかけても聞いていないように見える
・頼まれ事を最後までやり切ることが難しい
・根気がいる作業が嫌い、避ける
・順序良く活動を行うことが難しい
・気が散りやすい
・他の人より忘れっぽい  等

 

これらの症状って、実は誰にでも
いくらか心当たりのあることなんですよね。

私もいくつか・・・いくつも?(笑)

ただ、これらの症状について
程度が強すぎる or 頻度が高すぎて
生活・学習・交友関係に支障が出ている場合
ADHDと診断されるのですね。
 
 
 

ADHDの主な原因として
脳の構造や機能の問題があげられています。

しかし、詳しい原因はまだ不明。

先日の記事 ADHDの症状「やりかけで放ったらかし」の理由でご紹介した
”前頭葉機能の問題” や
”神経伝達物質の問題” も、
やっとわかってきたトコロなのです。

 
 
 
ここではっきりと
声を大にして、私がお伝えしたいこと。

ADHDは、脳の機能障害。
本人や家族の努力不足じゃない!!

ワザとでも悪気があるわけでもなく
本人達はいたって真面目に、
自分たちの症状に向き合っています。

それでもなかなか改善しにくい。
だって「脳がそう動いてしまう」から。


うまく付き合っていくには工夫が必要。
それが発達障害なんです

 

「努力が足りないんだよ」
「何度同じことを言わせるの」
「反省の色が見えないね」
「しつけが甘いんじゃないか」
「親がちゃんと怒らないからでしょ」

そんな声をひしひしと毎日受け止め、

『なんとかしたい』と一番願っているのは、
周りの人間でなく、ご本人とご家族です。

 
 

 
 
皆さんのそばにきっといると思います。

ADHDを持つ子達が、
うっかり忘れたり暴れなくてもいいような
わかりやすい環境。

一緒に考えてみませんか🍀


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