発達障害をもつ子の割合(%) 1クラスに何人位いるの?

2017/08/13 | 発達障害 虎の巻

こんにちは🍀
言語聴覚士(ST)の田中美穂です。
 

 
 

毎年お盆前後になると、学生時代の友人達と
プチ同窓会をします^^
懐かしい顔ぶれにホーム感を感じつつ、
年月の早さも痛感してしまいますね(笑)

 

近況報告の中でよつば塾の話が出ると、
みんなから色んな質問をもらいます。

今日は、数あるQ&Aの中から

発達障害の「割合(%)」

の話^^
 

 
 
 

こんな質問をもらいました。
「発達障害の子ってどれ位いるん?」

文部科学省が出している
最新の統計データ(2012年)によると…
 

🍀学習または行動で著しい困難を示す
(=発達障害の割合)
   6.5%

🍀学習面で著しい困難を示す
(=LD/学習障害の割合)
   4.5%

🍀行動面で著しい困難を示す
(=ADHDや自閉スペクトラム症の割合)
   3.6%

🍀学習面・行動面とも著しい困難を示す
(=併存ケースの割合)
   1.6%

 

知的な遅れはないけれど困り感がある子に
ついて、学級の先生が回答したものです。

この数値には、
・先生は大丈夫と思っていても、
 実は本人は困っている…というケース
・まだ低学年だから目立っていないけど
 中~高学年で困り感が顕著に…という
 ケース
は含まれていないと思います。

それを考慮すると…
発達障害をもつ子、もしくは傾向のある子は
10%を超えるかも?!

仮に30人クラスだと仮定すると…
1クラスに約2~3名、発達障害を持つ子
もしくは、その傾向が強い子がいる
ということになりますね!
 

 
この話をすると
「えっ?!そんなに??」
と驚かれます。

そうなの!!
ほんとに「身近な存在」なんですよ~。

クラスに2人位は、先天的な脳障害で
勉強やお友達関係がうまくいかずに
悩んで悩んで困っています。

 

さらに、こんな風に考えてくれる人も。
「大人でもだいたい同じ割合だとしたら…
 うちの部署にも実は数人いるのかも??」

そうそう!そういうこと!!

発達障害は子どもだけの問題ではない!
たくさん社会経験を積んだ大人でも
わかりにくさ・困り感・生きづらさを
抱えて懸命に生活しています。
だって「先天的な脳の障害」ですものね。

少し振り返ってみてください。

めっちゃくちゃ頑張って仕事している
戦う大人の発達障害の方。
お近くにいるかもしれませんね^^
 


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