算数のつまずきを考える③ 「〇番目や5飛びがわからない」の理由

2017/10/26 | 知れば納得!症状と理由 シリーズ

こんばんは🍀
言語聴覚士(ST)の田中美穂です。

 

シリーズ ☆ 算数のつまずきを考える
第3弾は「数概念 ~かぞえる~」です!!

 

 
 
ここまでのお話を、ちょっと復習♪
 
 
日常生活の中で、具体的なモノを動かしたり
身体そのものの感覚を通して
数感覚(数量感覚)を養います。

「今日のおやつ、いつもより多い!」
「この△△は〇〇より大きいね!」
など、色んな経験の中で
多/少 や 大/小 を理解してゆきます。
 
 ↓ ↓ ↓
 
そしてその「量」には
数詞:いちにさん…、ひとつふたつみっつ…
という名前があることを学びます。
 
 ↓ ↓ ↓
 
さらには、
数字:1、2、3…という名札がある!!
ということを学ぶのでしたね。

 

☆詳しくは、同シリーズの記事をcheck☆
「数感覚(ナンバーセンス)がすべての土台!」
「数字・数詞で大混乱!!」

 
 
🍀🍀🍀🍀🍀
 
 

こうして、1~10もしくは20程度までの
かずを唱えたり、数えたりするようになると
徐々に「数概念」が育ちはじめます。

具体的なものがなくても、数字を見るだけで
「かず」がわかるようになるんですね(^^)/

 

「数概念」には2種類あり、

  🍀 基数性  🍀 序数性

と呼ばれています。

(今日は「序数性」を取り上げます!)

 

この両方の概念をバランスよく獲得できると、
〈1年生の算数〉へスムーズに入れます☆

 
 

 
 

保護者様から、こんなご相談をよく頂きます。

「数を数えていたら途中で変になるんです」

「8の次は?と聞いたら、1から数え直す
 んですよね…。なんでですか?」

「数えてるけど、前から何番目?とかが
 わからないんです」

 

これらのお困り事は、数概念の中の
「序数性」=「順番に数える力」
の弱さが関与しているんです。

 

序数性とは、数の”順番”に関する考え方。

 

Q 青い花は何番目??
と聞かれたら、序数性が育った子は
「左から3番目」や「右から5番目」と
答えることが出来ます。

 

なぜそれが答えられるのかというと…

 


 

こんな風に、数列を当てはめて数えることが
出来るから「〇番目」がわかるのですね!

 

数列が頭に入っていること、
これを「心的数直線を持っている」と
表現される研究者の先生もいます。

初めて聞いた時、
「なるほど!ドンピシャな表現!!」
と思いました。
 

 

30cm定規や巻き尺のような
数字が等間隔に並んだ「数直線」が、
頭の中にしっかり出来上がっていれば、
次の問題もわかるんですね~。

 

 

 

単発で「18の次は?⇒19!」とわかったり、
「僕は背の順で、前から〇番目だよ」と
お話してくれる様子が増えてくると、
頭の中の数直線が出来上がったサイン♪

一度質問してみましょう~^^

 

さて、次回は!
「数概念 ~これ位かな?~」を
お伝えします♪
 


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