こんにちは!
言語聴覚士(ST)の田中美穂です🍀
「先生にプレゼント!」と言って
タンポポを摘んできてくれた子がいました♪
ふわふわピンクのワンピースを着た女の子と
黄色いタンポポ & 満面の笑顔☆
まさしく「春がきた!!」でしたね(*’ω’*)
ドタバタいそがしい年度末の
ほっこり素敵なご褒美でした♪(^^)シアワセ
今日は
5歳頃から育みたい「ことば」
~学習言語ってナンダ?!~
をお話していこうと思います♪
日常生活の中で自然と、聞き・話すことばは
”日常生活語” と呼ばれます。
生活に密着したことばなので、
知っていないと日常生活が送りにくい…
子ども達も、自分の意思を家族に伝えるため
「コミュニケーションの道具」として
ことばを習得していくわけです。
生活必需品!なのです(^^)/
おおむね4歳ごろまでに、
遊びや会話・日常生活の中で 自然に
覚えて使えるようになっていきます。
その数なんと、6000語以上!!
毎日の生活の中でぐんぐん獲得していく
ちびっこ達。ほんと凄すぎ!!
改めて、子ども達に拍手を送りたい☆
一方、今回のお題である
「学習言語」ってご存じですか?
「学習言語」とは
授業や学習場面で使用される言語
思考の道具 としてのことば
のことです☆
学校で授業をスムーズに受けるために
必要になってくることばなので
日常生活語 = ”生活” 必需品
学習言語 = ”勉強” 必需品
とイメージ頂くとわかりやすいかも(*’ω’*)
教科書に書かれている内容や
授業中、先生が話している指示の中には
日常生活ではあまり使わないことばが
たくさん出てきます。
例えば…
授業の中で「~と…を 比べてみよう!」と
いう表現。よーーく使われますよね。
でも、「比べる」「比較する」って
日常生活で言うことあるかなぁ…?
お菓子の多い・少ないを比較する際
「A君のお菓子、僕のと比べて多いよ!」
なんて言うかなぁ…??
「僕のよりA君の方が多いやん、ずるー」
ですよねww
しかも、教科書で使われる「比べる」は
「相違点と共通点の両方を考えましょう!」
という意図が含まれています。
上の例だと
数の違い(相違点)は比較できているけど
共通点はまだ比較検討できていないので、
きっと先生から
「うん。じゃあ、同じところも考えてみて」
と促されちゃうと思います。
え… 難しくないですか…??(;´・ω・)
というわけで、学校生活ならではの
ことばと使い方が色々あるわけです!
先生の指示をきちんと理解するにも
授業をスムーズに理解するにも
筋の通った説明をするにも
作文するにも
土台になるのは
「学習言語」
なのです☆
次回は
入学前の5歳児さん達も
学習言語を習得していけるのか?!
をテーマにお話します(^^)/
乞うご期待♪
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年長さん大募集中です(^^)/♪
みんなで楽しく小学校準備しましょう!
皆様のご応募、お待ちしております🍀
入学前の土台づくりシリーズ♪
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