LD(学習障害)の症状・傾向【早期発見】幼児期からのチェックポイント!

2017/08/17 | 発達障害 虎の巻

こんばんは🍀
言語聴覚士(ST)の田中美穂です。
 

先日、「涼」を感じたい!と思い立ち
京都まで竹林を見に行ってきました^^

と言っても、人込み嫌いの私が
観光客であふれかえる京都市内に
立ち向かえるはずもなく…(笑)

有名な嵯峨野の竹林ではなく、
郊外にひっそりとある竹林へ!
十分に「涼」を味わえましたよ^^
はー、リフレッシュ☆
 

 
 
 

さてさて。
これまで3回シリーズで、LDを持つ子の
つまづきや困り感について特集しました^^

(過去の記事はこちら)
その1「文章をスラスラ読めない」
その2「漢字や文字が正しく書けない」
その3「似た漢字で大混乱」

LDを持つ子の苦労は人それぞれですが
こんな風に困り果ててしまう前に、
一刻も早く気付いて、その子に合った
勉強方法で教えてあげれたら最高ですよね!

そのためには、「早めの気づき」が大切☆
できることなら就学前の早い時期に
気付いてあげたいですね^^

というわけで今回は!
 

幼児期からのチェックポイント!
「もしかしてLD?」サイン

 
と題して、いくつかご紹介します♪
 
 
 
そもそも、文字を意識し始めるのって
いつごろからなのでしょうか?

1歳を過ぎた頃から、
大人の真似をして新聞を拡げたり
絵本も、言葉にはなっていないけれど
”読んでいる風”で読んだりしますね^^

大人気の絵本「だるまさんが」などで
文字を指さしながら読む子も多いようです。
最近ではパソコンやスマホで文字に親しむ
ベビーやちびっこも多いですね!
 

 

そして3歳を過ぎた頃から、
自分の名前を見つけられるようになったり
直線を組み合わせた文字のようなものを
書く子が増えてきます。

年中さん以降、女の子達の間では
お手紙ごっこも始まりますね^^

 

こうして文字への興味・認識がどんどん
育ってゆき、5歳後半にはひらがなの
ほとんどの文字が読めようになる

言われています。

小1の1学期でひらがなを習うのですが、
その時点で、ひらがなの”読み”については
クリアしている子が多いんですね!

ひらがなの”書き”も、50%ほどの子が
就学前に書けるようになっていると
言われています。
 

 
 

小学校準備が始まる年長さん。

こんな様子ありませんか?

 

「もしかしてLD?」サイン
 

文字への興味・認識
🍀 文字に全く興味を示さない
🍀 自分の名前を読もうとしない
🍀 本を読もうとしない、絵を見るだけ 

音への意識・音を操作する力
🍀 しりとりや逆さ言葉などの
  ことば遊びを楽しめない
🍀 音の入れ替え・言い間違いが多い
🍀 ことばを作る音の数がわからない
  じゃんけんグリコやすごろくが苦手

形の区別
🍀 〇△□などの形の区別ができない
🍀 〇△□などの形を書き分けられない
🍀 左右や上下がわからない

 
年長さん頃に、サインがいくつか出ていたら
一度、幼稚園や保育園の先生に
相談してみるといいでしょう^^

大人のちょっとした「気づき」が
LDおよび発達障害の早期発見につながり、
子ども達を救う鍵になるかもしれませんね☆


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