こんにちは。言語聴覚士の榊です。
ついこないだまで暑い日が続いていましたが、
朝晩はぐっと涼しくなり、
秋の訪れを感じる今日このごろです ☀
今回は「小学校入学前の土台づくり」
シリーズ第6段🏫
「みるチカラ」についてです👀
さて、「みるチカラ」と聞くとなんとなく
「視力」を思い浮かべる方が多いのでは
ないでしょうか。
実は視力以外にも、たくさんの「みるチカラ」
が存在するのです。
小学校入学後の読み書き・学習に求められる
「みるチカラ」として以下があげられます。
・視力、視野
・眼球運動
・形や空間の知覚
・目と手の協応
目だけではなく、
脳や、全身の運動も関わっているのですね!👀
特に私たち言語聴覚士は
「脳で視覚情報をどのように捉えているか」
を普段から気にしています。
読み書きが苦手なお子さんには
ここが上手く機能しきれないことがあります。
日本語の読み書きでは、
ひらがな・カタカナ・漢字と
提示される文字・視覚情報が複雑で、
「形や空間を正しく捉える力」
が高く求められます。
文字を正確に捉えるには
・線の配置
・形のイメージ
・大きさ、方向など
を上手く脳で処理しなければなりません。
これらの処理過程に
課題があると
以下のような見え方になることも・・・
読みづらいですよね。(正解はりんごです)
これでは読むのも、書くのも大変です💦
文字学習が始まる小学校入学前から
この「みるチカラ」は育ってきています。
パズルや粘土遊び、工作、
キャッチボールなどなど・・
何気ない遊びが子どもたちのみるチカラを
促していきます✨
楽しく経験を積んでいくことは大切ですね🍀
「よつばプレスクール」でも
工作活動や迷路、ゲームなどを通して
みるチカラの土台作りを行っています(^^)/
(この夏の自信作、かわいいヨーヨー✨)
入学前の土台づくりシリーズ♪
~過去のブログはこちらから~①プレスクールって何?
②ワーキングメモリについて
③音韻認識って??
④5歳頃から育みたい「ことば」 ~学習言語ってナンダ?!~
⑤5歳頃から育みたい「語る力」ナラティブ